-精神科コラム- 2026年9月

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中延医院の訪問看護 ~治療を「生活」につなげます~ -2026年9月29日-

🏠「病院に行く」だけじゃない。あなたの生活の中にも、医療を。

「最近、家にいることが多くなった」

「薬は飲んでいるけれど、生活がうまくいかない」

「昼夜逆転してしまった」

「仕事や学校に戻りたいけれど、自信がない」

「一人で生活するのが少し不安」

「家族だけで支えるのは大変……」

そんなとき、**ご自宅で受けられる「訪問看護」**という選択肢があります。

🌿 訪問看護は、「できないこと」を責めるためのものではありません。

訪問看護は、看護師がご自宅などに伺い、毎日の生活を一緒に考えていく支援です。

  • 診察室では話しにくいこと。
  • 実際の生活で困っていること。
  • 薬を飲み続ける難しさ。
  • 眠れない、起きられない、外に出られないといった悩み。

そうした「生活の中の困りごと」を、看護師と一緒に整理していきます。

大切なのは、

「もっと頑張りましょう」ではなく、
「今の状態で、何ができそうでしょう?」

と一緒に考えることです。

💊 こんなことをサポートします

生活リズム

睡眠・食事・起床時間など、毎日の生活を整えるお手伝いをします。

お薬

服薬状況を確認し、飲み忘れや薬についての不安などを主治医と共有します。

こころの状態

不安、落ち込み、イライラ、意欲低下など、その時々の状態を確認します。

外出・社会参加

「少し散歩してみたい」「通所を始めたい」など、小さな目標から一緒に考えます。

仕事・学校

復職、就労、通学などに向けて、現在の状態に合わせた生活づくりをサポートします。

ご家族

「どう接したらいいのかわからない」といったご家族からの相談にも対応します。

🚶 「いきなり元の生活」は必要ありません。

心の調子を崩したとき、「早く元に戻らなければ」と焦ってしまうことがあります。

でも、回復は階段を一段ずつ上がるようなものです。まずは、

朝起きる。

↓

着替える。

↓

少し外に出る。

↓

人と話す。

↓

通所してみる。

↓

仕事や学校を再開する。

このように、今の状態に合わせて一つずつ進んでいけばいいのです。

訪問看護では、「今できること」から一緒に考えていきます。

🏡 ご自宅だからこそ、わかることがあります。

クリニックでは、「大丈夫です」と答えていても、

  1. 家に帰ると何もする気になれない。
  2. 薬を飲み忘れてしまう。
  3. 一日中寝てしまう。
  4. 誰とも話さない。

そんなこともあります。

訪問看護では、患者さんの「普段の生活」を大切にします。

診察と日常生活をつなぎ、主治医とも連携しながら、治療をサポートします。

👪 ご本人だけでなく、

ご家族からの相談も大歓迎です。

「本人は大丈夫と言っているけれど、家族から見ると心配」

「何をしてあげればいいのかわからない」

「家族だけで抱えるのは少し疲れてしまった」

精神的な不調は、ご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな負担になることがあります。

そんなときも、専門職と一緒に考えていきましょう。

💡 こんな方におすすめです

☑ 生活リズムが乱れている

☑ 家から出ることが難しい

☑ 薬の飲み忘れが多い

☑ 一人暮らしが少し不安

☑ 退院後の生活が心配

☑ 仕事・学校への復帰を目指している

☑ 就労支援やデイケアなどを利用したい

☑ ご家族だけでの支援に限界を感じている

☑ 病院では話せない生活上の悩みがある

☑ 今より少し生活を安定させたい

一つでも当てはまれば、お気軽にご相談ください。

❓「訪問看護って、ちょっと大げさじゃない?」

そんなふうに感じる方もいるかもしれません。

でも、訪問看護は、

「症状が重くなってから利用するもの」ではありません。

調子を崩さないために。

生活を整えるために。

再発を防ぐために。

仕事や学校への復帰を目指すために。

そして、「今の生活をもう少し良くしたい」というときにも利用できます。

🌸 一人で頑張らなくても大丈夫です。

心の不調は、本人の努力だけでは解決できないことがあります。

治療を受けながら、

医師と相談し、

看護師と生活を整え、

家族や周囲の人とも協力する。

いろいろな力を借りながら、少しずつ回復を目指していきましょう。

「こんなことで相談していいのかな?」

と思うことこそ、ぜひご相談ください。

📞 訪問看護について、まずはご相談ください

訪問看護を利用できるかどうか、どのような支援が受けられるかについて、診察時に主治医・スタッフへお気軽にお尋ねください。

訪問看護を利用するか迷っている段階でも大丈夫です。

「ちょっと話を聞いてみたい」

というご相談からでも構いません。

中延医院

TEL:03-3787-6006

あなたが住み慣れた場所で、安心して生活を続けられるように。

中延医院の訪問看護が、一緒にサポートします。

🌿 中延医院の訪問看護

診察室から、ご自宅へ。治療を「生活」につなげます。

シルバーウィーク明け、「仕事に行きたくない」「学校に行きたくない」と感じている方へ -2026年9月22日-

長いお休みが終わり、明日から仕事や学校が始まる。

そう考えたときに、

「仕事に行きたくない……」
「学校に行くのがつらい」
「朝、起きられるか不安」
「またあの環境に戻るのかと思うと、気持ちが重くなる」

そんな気持ちになっていませんか?

長い休みの後には、生活リズムが変化したり、仕事や学校のことを考える時間が増えたりすることで、心身の負担を感じることがあります。

もちろん、「休み明けだから少し憂うつ」という程度であれば、誰にでも起こり得ることです。

しかし、もし、

  • 朝になると強い不安や憂うつを感じる
  • 仕事や学校のことを考えるだけで動悸がする
  • 涙が出てしまう
  • 夜眠れない、途中で目が覚める
  • 食欲が落ちた
  • 頭痛、腹痛、吐き気などの身体症状がある
  • 「行かなければ」と思っているのに、身体が動かない
  • 仕事や学校に行くことを考えると強い恐怖や苦痛を感じる
  • 休日は比較的楽なのに、仕事や学校のことを考えると症状が悪化する

このような状態であれば、単なる「休み明けのだるさ」とは言い切れません。


【「行かなければ」と無理をする前に】

仕事や学校は大切です。

だからこそ、「行かなければ」と頑張り続けてしまう方も少なくありません。

しかし、心や身体が「今は少し休みたい」「これ以上はつらい」とサインを出しているときに、無理を重ねることで、症状がさらに強くなってしまうことがあります。

「仕事に行きたくない」
「学校に行きたくない」

という気持ちそのものを、責める必要はありません。

大切なのは、なぜそのような気持ちになっているのかを一緒に考えることです。

仕事の負担、人間関係、職場環境、学業や友人関係、家庭でのストレス、睡眠不足など、原因は一つとは限りません。


【お子さんが「学校に行きたくない」と言ったら】

お子さんの場合も、「明日から学校だよ」「頑張って行こう」と励ますだけでは解決しないことがあります。

「行きたくない」という言葉の背景には、

「友達関係がつらい」
「勉強についていけない」
「先生との関係が苦手」
「朝になると不安になる」
「学校に行くと疲れてしまう」

など、さまざまな理由が隠れていることがあります。

まずは「どうして行けないの?」と問い詰めるのではなく、

「何かつらいことがあるのかな」
「学校のことを考えると、どんな気持ちになる?」

と、お子さんの気持ちを聞いてあげることが大切です。

そして、眠れない、食べられない、涙が増えた、腹痛や頭痛が続く、朝になると動けなくなるなどの変化がある場合には、早めに専門家へ相談することをおすすめします。


【早めの相談は、「大げさ」ではありません】

精神科や心療内科を受診することに、少し抵抗を感じる方もいるかもしれません。

「これくらいで病院に行っていいのかな」
「もう少し頑張ってからにしよう」
「休めばそのうち良くなるだろう」

と考えてしまう方も多いでしょう。

しかし、心身の不調は、早い段階で相談することで、状態を整理し、今後どうすればよいのかを一緒に考えることができます。

仕事や学校に行けないことだけを問題にするのではなく、睡眠、気分、不安、身体症状、生活環境などを含めて、現在の状態を丁寧に確認していきます。

「仕事に行きたくない」
「学校に行きたくない」

その気持ちを、一人で抱え込まなくても大丈夫です。

シルバーウィーク明け、どうしても仕事や学校へ向かうことがつらいと感じたら、無理を重ねる前に、一度ご相談ください。

中延医院では、仕事や学校に関するストレス、不眠、不安、気分の落ち込みなど、さまざまな心の不調についてご相談いただけます。

「受診したほうがいいのか分からない」という段階でも構いません。

まずは今のつらさを、お聞かせください。

一人で頑張り続けるのではなく、一緒にこれからのことを考えていきましょう。

新学期、学校に行けないお子さんを心配されている保護者の方へ -2026年9月14日-

夏休みが終わり、新学期が始まりました。

「朝になっても起きられない」
「学校に行こうとすると、お腹が痛くなる」
「玄関まで行ったけれど、どうしても行けない」
「『学校に行きたくない』と言って泣いてしまう」

このようなお子さんの様子を見て、「このままで大丈夫なのだろうか」「何とか学校に行かせなければ」と心配されている保護者の方も多いのではないでしょうか。

まず、お伝えしたいことがあります。

学校に行けないことは、必ずしも「怠けている」ということではありません。

お子さんの中では、学校生活に戻ることに対する不安や緊張、友人関係、勉強、先生との関係など、さまざまな負担が重なっていることがあります。

本人にも「なぜ行けないのか」がはっきり分からないこともあります。

そのため、「どうして行けないの?」「みんな行っているよ」「明日は絶対に行こうね」と言われることで、かえって苦しくなってしまうことがあります。


【”行かせる”より、まず”安心させる”】

学校に行ってほしいという気持ちは、保護者として当然のことです。

しかし、今のお子さんが心身ともに疲れているのであれば、まず必要なのは、無理に登校させることではなく、安心して過ごせる状態を取り戻すことかもしれません。

「今日は行けなかったね」ではなく、

「今日はちょっとしんどかったんだね」
「無理しなくても大丈夫だよ」
「どうしたら少し楽になれるか、一緒に考えよう」

と声をかけてあげてください。

学校に行けたかどうかだけで、お子さんの一日を評価しないことも大切です。

朝起きることができた。
食事をすることができた。
少し散歩ができた。
家族と話すことができた。

そうした小さな変化も、心身が回復していくための大切な一歩です。

【それでも、学校とのつながりは切らない】

一方で、「休ませておけば、そのうち自然に行けるようになる」とだけ考える必要もありません。

お子さんの状態に合わせて、担任の先生や養護教諭、スクールカウンセラーなどと相談しながら、学校とのつながりを残しておくことも大切です。

最初から教室に戻る必要はありません。

保健室や別室から始める。
午前中だけ登校する。
先生と話すだけにする。
好きな授業だけ参加する。

その子に合った「学校との距離」を探していけばよいのです。


【生活リズムも、少しずつ】

夏休み中に夜更かしが増えたり、起床時間が遅くなったりすると、新学期の生活に戻るだけでも大きな負担になります。

まずは朝にカーテンを開ける、決まった時間に起きる、朝食をとる、日中に少し身体を動かすなど、できることから始めてみましょう。

「明日から全部元通り」にする必要はありません。

少しずつ整えていけば大丈夫です。


【保護者の方も、一人で抱え込まないでください】

お子さんが学校に行けなくなると、保護者の方も悩みます。

「自分の育て方が悪かったのではないか」
「もっと厳しくした方がいいのではないか」
「このまま将来、学校に戻れなかったらどうしよう」

そう考えてしまうこともあると思います。

しかし、学校に行けないという状況には、本人の性格、学校環境、友人関係、学習面、生活リズム、心身の状態など、さまざまな要因が関係しています。

保護者の方だけが責任を背負う必要はありません。

困ったときには、学校や医療機関などに相談してください。

朝になると強い腹痛や頭痛が出る、眠れない、食欲がない、気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった症状が続く場合には、心身の不調が背景にある可能性もあります。

「学校に行けないくらいで病院に行っていいのだろうか」と迷う必要はありません。

「少し心配なので相談してみよう」くらいの気持ちで大丈夫です。


【最後に、保護者の皆さまへ】

新学期は、お子さんにとっても大きな変化の時期です。

すぐに以前の生活に戻れなくても、それだけで「この先もずっと学校に行けない」ということではありません。

今は立ち止まる時間が必要なのかもしれません。

大切なのは、学校に行けた日数だけではありません。

「安心できる場所がある」
「困ったときに相談できる人がいる」
「自分のことを分かってくれる人がいる」

そう感じられることが、次の一歩につながります。

焦らなくても大丈夫です。

お子さんのペースを大切にしながら、一緒にこれからのことを考えていきましょう。

私たち医療機関も、そのお手伝いをしていきます。

新学期、学校に行けない子どもにどう向き合う? -2026年9月8日-

夏休みが終わり、新学期が始まると、「朝起きられない」「学校に行こうとするとお腹が痛くなる」「玄関まで行ったものの、どうしても学校へ入れない」といった子どもの姿がみられることがあります。

保護者としては、「このまま不登校になったらどうしよう」「休ませてしまって大丈夫なのだろうか」と不安になるものです。しかし、まず大切なのは、「学校に行けない=怠けている」と考えないことです。


【「行きたくない」のではなく「行けない」こともあります】

子どもが学校に行けない背景には、さまざまな理由があります。

友人関係、勉強や成績への不安、先生との関係、集団生活への疲れ、生活リズムの乱れなど、本人もはっきりと言葉にできないストレスが積み重なっていることがあります。

また、明確な原因が見当たらなくても、夏休みの間に崩れた生活リズムや、長期間の休みから学校生活へ戻ること自体が大きな負担になることもあります。

「明日は学校に行ける?」と何度も聞かれることで、子ども自身が「行かなければならないのに行けない」というプレッシャーを感じてしまうこともあります。


【まずは「学校に行くこと」より「安心できる状態」を】

学校に行くことはもちろん大切ですが、子どもの心身が疲れ切っているときに、無理に登校させることが必ずしも良い結果につながるとは限りません。

まずは、

  • 朝起きられた
  • 朝食を食べられた
  • 着替えることができた
  • 少し外に出られた
  • 家族と話すことができた

など、小さな変化を認めてあげることが大切です。

「今日は学校に行けなかった」という一点だけを見るのではなく、子どもが今どの程度の力を残しているのかを見るようにしましょう。


【「どうして行けないの?」と問い詰めない】

保護者としては原因を知りたくなります。しかし、「どうして行けないの?」「何が嫌なの?」「明日は行ける?」と繰り返し聞かれると、子どもが追い詰められてしまうことがあります。

原因をすぐに聞き出すより、

「今はちょっとしんどいんだね」
「話したくなったらいつでも話してね」
「学校のことは一緒に考えていこう」

と伝え、安心して話せる環境を作ることが大切です。


【生活リズムは「少しずつ」整える】

学校に行けない状態が続くと、昼夜逆転したり、家でゲームや動画を長時間見たりすることもあります。

ただし、いきなり「朝6時に起きる」「ゲームは禁止」とするのではなく、まずは起床時間をある程度一定にする、朝にカーテンを開ける、食事をとる、日中に少し身体を動かすなど、できることから始めてみましょう。

生活リズムが整ってくると、それだけでも心身の回復につながります。


【長引く場合は、早めに相談を】

学校に行けない状態が長く続く場合や、朝になると強い腹痛・頭痛が出る、眠れない、食欲がない、気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないなどの変化がある場合には、一度専門機関へ相談することをおすすめします。

小児科、児童精神科、心療内科、学校のスクールカウンセラーなど、相談できる場所はいくつかあります。

特に、「消えたい」「死にたい」などの発言がある場合、自分を傷つける行動がある場合には、早急に医療機関へ相談してください。


【新学期は「再スタート」ではなく「調整期間」と考える】

新学期だからといって、9月1日から以前と同じ生活に戻る必要はありません。

学校へ毎日通えることだけを目標にするのではなく、

「今日はどこまでならできるだろう?」

と考えてみることが大切です。

教室に入ることが難しければ保健室や別室から始める、午前中だけ登校する、先生と話すだけにするなど、学校との関わり方にはさまざまな方法があります。

子どもが学校へ行けないと、保護者も焦りや不安を感じます。しかし、子どもにとって必要なのは、「早く学校に戻ること」だけではありません。

安心できる場所を確保し、心身の状態を整えながら、その子なりのペースで次の一歩を探していくこと。

それが、新学期を乗り越えるための大切なスタートになります。

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